足音を気にするようになったらすでに負けてる。足音で誰かわかるようになったら、終わり(ある意味はじまり)。

蜂は暗殺者ということもあって普段の足音がほとんどしない気がします。すっと移動してるような。ぼーっとしてると後ろに立たれても気づかないくらい。


それはもうほとんど習性だからいちいち副官におどろかれてむっとしていたらいい。


そんな副隊長はいつもどたばたしてるかと思いきや、あれはポーズで、普段は気づいたらびっくりするくらい静かだったらいいな。


「……貴様もそのようにしずしずと歩けるのだな」
「は? ああ、これッスか。うちうるさかったんスよ、こういう躾が。あーあと踊りやってましたからね。本当にちっちゃいころッスけど」
「……踊り?」
「何舞踊っつーんでしたっけ、とりあえず足捌きがすげー大変なんスよ。溜めて溜めて、流して。ちょっとでも気ィ抜くと膝やら肩やら扇子で叩かれてたっけなぁ、懐かしい。希代のやつなんかはまだやってますがね。そうそう、十番隊の松本と同じ師匠だそうッスよ」
「……(意外すぎて返せない)そうか…」



砕蜂はちょっとしたことで副官との育ちの差を実感すればいい。劣等感のような、下らないような、自分でもぐるぐるぐちゃぐちゃ、よくわかんなくなっちゃえばいいなぁ。



そのうち萌えネタ以外の好きなものを集めたブログをまた作りたいです。映画や読んだ本の感想とか、インテリアのこととか、遊びに行った場所とか。前にやっていたのはいろいろあって凍結状態なので、データはできるだけ新しい方に移して、今回はこちらとは繋げない予定です。