恋の卍解ミサイルは永久追尾型★

 


 砕蜂は絶対自分の斬魄刀と喧嘩してると思う。刀との対話は静かにできない子です。誰もいないところで雀蜂とけんけんがくがく。



「──貴様はなぜそうも偉そうなのだ! 一見冷徹と見せかけて実のところ沸点が低く、すぐに我を忘れ! あれか?何十年も前に始解に成功した際、『このような形状なのか…?これが 刀か…?』などといったのをいまだ根に持っているのか?
その後きちんとこの能力は使えるといったではないか! 過去のことをいつまでもぐじぐじと! あげく血のにじむような修行の果てにようやく会得した卍解があれだと? 重いわでかいわ派手だわ反動がすさまじいやら、貴様は私を卍解のたびに筋肉痛にさせたいのか!!」



 夜一様のこと百年も根に持ってたひとにいわれたくない(byすずめばちのなかのひと)あ、持ち主と斬魄刀は似るってよくいわれます。
それはとりあえず置いておいて。多分こんなんだったんだろうという経緯を。



卍解初成功時→ものすごい反動で何十メートルもふっとばされる。というかこれ大きすぎる。重い。派手。どうしよう。大体、私の特技は速さと俊敏な動きなのに…!「なぜだ…このようなはずでは…あれか?貴様との対話が足りなかったのか?(斬魄刀にぶつぶつ語りかけながら)」


■修行時→いろんなものを身体に巻きつけ、何十回もふっとばされながらも試行錯誤の日々。ふと、副官を重しにしてみるかと思いつくが、バレたくないため却下。


■成功時→「これなら…!これなら身体を固定しつつ、撃つことができる…!」はっとしてがくりと両手両足を地面につけ「しかし暗殺には使えぬ…!」


■その後「卍解など、つ、使ってなんかやるものか!(涙目)鬼道と白打を練り合わせてすごい技作ってやる!」→独自で瞬こう完成。


■夜一にゃんと対決時→「その技もうあるよ」「何を…いっている…?」



この間、約・百年。砕蜂はどうしてこう、報われない努力の子なんだろう、泣けてきたよ(そこが可愛いと思うあたり自分も大分だいぶ)