例の物について語ろうか。


確かに納得のラインナップというかこの三人がまず選ばれたのはわかるんだけれどでもネルのポジションはやっぱり最初は織姫で来ると思ってたからとちょっと意外だったというかいやうれしいんだよもちろんうれしいしほらよく見ると横乳(夜一様)・谷間(乱菊さん)・下乳(ネル)というバライティ豊かな品揃え、単におっぱいならそれでいいというわけでないこだわりを感じるわけで、ぜひ次は織姫とネムネムを出していただきたい。



えーとあのね、


「見てみて、二番隊隊長さんのおっ○いマウスパッド造ってみたよー!」
「おおー」
「衣装は刑戦装束、肝心の部分はシリコン製、カスタム可能、表情はツンデレのツンヴァージョンと半泣き赤面デレヴァージョンの二つをご用意してみました」
「どうこれ阿近さん!売れるかな!」
「あー…いいんじゃねぇか?本当あの人、一部のコアなファンが強いからなァ。しかも独身の席官連中なんざ阿呆みてえに金注ぎ込んでくる」
「ありがたい話ですよね、これで予算の方、なんとかなりそうです」
「こんな感じで抱き枕も造るか」



「それいいね!で、これこれ見て見て。禁断のシークレットヴァージョン」
「おいおい、脱がした上に口にそれはさすがにマズくねえか?つうかなんだよ周りに飛んでるこの大量の汁は」
「うぁ…で、でもこれ、すごい、表情が、やらし…ッ」
「リン君前屈みー」
「いじめんなこら。……お、なかなかいい触り心地だな。シリコンだけかこれ?」
「無表情で揉まれるとなんか怖いよ阿近さん」




「……おい、聞いたか?」
「ああ、二番隊の隊長さんの例のもの、全然市場に出回ってないらしいな」
「実物見たやつすらいないらしいぜ」
「あれ、一応発売はされてるんですよね?僕も欲しかったんですよー。で、こないだ直接十二番隊に訊いてみたんですけどなーんかのらりくらりで、どうも要領得なくて」
「……噂じゃどっかの金持ちが」
「ああ、金と伝手使って全部買い占めてるっつー…」




「――という風の噂を聞いたのだが、貴様、何か知らぬか大前田」
「いえ、なーんも」



と、いう話を考えた。