なんとなく考察的な萌え語り。

希はそのままの状態でも十分に満たされてる。というか、自分が満たされる方法を知ってる人な気がします。単純に金があるからっていうんじゃなくて、その金の遣い道とかおいしい食べ物とか身の回りを囲むお気に入りの物とか装飾具とか。こだわるし、こうしたら自分がいい気分になるのがわかってる。多分、女にもそんなに不自由してないんじゃないかと思うですよ、不細工だし性格アレな割に。でも同僚とか部下と付き合うのはそれこそいろいろあって面倒臭いから(というか面倒臭かったから)花街に長い付き合いのなじみのお姐さんがいるとか希望。

恋愛は、なんかしてやって相手の女がよろこぶ顔を見るのは好きだけどごちゃごちゃいわれはじめるとなまじ自分が満たされてるからなんでそう面倒くせえ方向に持っていこうとするのかわからなくて、あっさり投げそうだと勝手に推測してみる。執着心は薄い。


それに対して、砕蜂は満たされないかたまりみたいな子ですよ。夜一様がいなかった百年はそれこそ、和解した今でも前のように『神』としてそばにいてくれるわけではなくて、というか蜂の人生そのものが失うことの連続ですよ、びっくりするくらいに。生まれたときから刑軍に入る運命(入団すらできない者は一族追放)・五人いた兄は全員殉職。・夜一様に出会うものの、ある日突然理由も知らされず消えられる。ちょっと泣けてくるよ!


大前田にとって砕蜂は理解できない存在だと思うです。なんでそんなふうにしか生きられないのか、本当に理解の範疇の外。だから放っておけない。多分、女としては趣味じゃないんだ。けど気にかかってしかたない。例外。特別。


そして砕蜂にとっても副官の存在はわからないものだと思う。外見も性格も趣味も、何よりも自分の命令を無視するところや遠慮なく口答えしてくるところが。そして砕蜂が希を必要としている部分も、本人が自覚しているかどうかはわからないけれど、そんな部分なのだと思うです。


それでこれは過去篇でわかったことなんですが(っていうか設定ひっくり返っちゃったから…過去篇以前ではカラブリ+などでも、夜一様は護廷十三隊に所属経験なしって書いてあるですよ。つまり二番隊と隠密機動は別組織っていう…ね…ほら、そういうことってあるよね…)(遠い目)、でも過去篇においては二番隊=隠密機動で、まわりの認識もそう(ひよ里の喜助さんに対する台詞などから)。


で、それまでは二番隊と隠密機動は別組織だと思ってたので、なのでなんとなく、大前田がもともと二番隊に所属してて、そこに外部から砕蜂という存在がやってきていきなり隊首に――という感じだと思ってたです。

でも今は逆なんじゃないかと。どうも大前田がずっと二番隊=隠密機動に所属してたとは考えられなくて…性格的にも隊風に合わないし、鬼道ほとんど使えないとなると。


だから外部者だった大前田が隠密機動(二番隊)に砕蜂の命令で副隊長抜擢でやってきた、というのが今の自分の想像です。
そしてその抜擢というのも周囲からはすごい意外だったんだろうな、と。決して万能型でない、あの性格のあいつを…!?隠密機動に!?しかも副隊長!? みたいな感じだったんだろうなーと。でも多分、一番びっくりしたのまれちよ本人だったんだよきっと…!(想像するとえらい萌える)