幻想抱いた果てに一度は逃げ出してそれでもなお踏みとどまるのは勇気ですかただの未練ですかそこに何か残せるものはありますか

園庭想空の女少に同意するところがありすぎながらもなんでまだ走ってるんだろう。走るつもりでいるんだろう。

っつーか、ただ単純におもしろい物が書きたいんです。二次でもオリジでもいい、おもしろいっていってもらえる物を。でも分解していろいろ考えていくと、どうしたって……ああ、作品って、記号の組み合わせでいいと思うんですよ。自分のつくってるものがそういう……記号と記号の組み合わせだっていうのは自覚してます。それでも……なんだろう……なんていうのかな……その組み合わせの順番だとか……、どこにどの記号をもってくるとか、そういうセンス、ですか……ぶっちゃけそれが自分の作品なのかなぁって……ああ、センスかぁ、そんな大したもんじゃないですよ。笑っちゃってください。でも、そこに――魂があるか、って聞かれたら……これが僕の魂だって、胸はって答えられるようなものを……そうです、少なくとも自分だけでもすげえおもしろいって思えるようなものを……つくらなきゃ、嘘だって思うんですよ。そうやってせめて……自分にだけは嘘をつかなければ、いつか、ほんとうに魂がある――『記号に還元できないもの』がある――そんな作品がつくれるんじゃないかって、いまは思うんです。


何もかもをぶっ壊して、その向こう側にあるものを見せてくれ。痛みの、生きづらさの、絶望の、その先を見せてくれ。突き抜けろ。理解を乞うな。顧みるな。走り続けろ。振り返るな。求めろ。息が切れて、身体がバラバラになりそうな感覚に笑え。涙を切って、胸の痛みを堪え。ただひたすらに。