『さよなら、さよならハリウッド』
- 出版社/メーカー: 日活
- 発売日: 2005/11/11
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“安楽死の用意をしてくれ”
監督:ウディ・アレン。主演:ウディ・アレン。モデル:多分というか十中八九ウディ・アレン。
だからといってかっこいいところは別にない。ウディ・アレンだから。
アカデミー賞2度受賞というキャリアを持つものの今や過去の人となった監督は、プロデューサーである別れた妻の後押しもあり、再起をかけた新作を撮りはじめる。しかし突然、精神的なものらしい原因不明の失明に襲われる。今さら後にはひけない。映画はクランクインした。スタッフも集めた。制作費は日々かさむ。彼は目が見えないまま映画を撮ろうとする――という、コメディ。
主人公がだめだめすぎる…!ダメ男すぎる…!仕事が監督じゃなかったら社会不適格者だし夫としても父親としてもアレなのだけど、なんだか憎めない。ウディ・アレンだからか。そうなのか。
ラストは若干展開が性急な気もするが、軽やか。ご都合主義かもしれないけれどなぜかすがすがしい気持ちになった。